明らかにすべき事項
付着物に菌類の構造が認められるかを調べ、その状態を記載し、観察結果と染みの由来に関する推測を区別します。
準備する資料
- 付着部と隣接する未処置部を示し、個別に包装した本
- 拭き取り前の表紙の写真。撮影日とスケール付き
- 保管、移動、清掃の状況を記載した発見記録
比較・確認する事項
分布を記録し、資料の保存に配慮して顕微鏡観察部位を選びます。染みと周辺の紙繊維、粉じん、菌類の構造を比較します。採取法、標本作製法、拭き取りによる影響は別に記録します。
分析で得られ得る結果
報告には顕微鏡写真、構造の記載、菌類の付着を支持する所見の評価をまとめ、観察部位と未解決の点を示せます。
結論の限界
一つの試料から発生時期、胞子の由来、個人への健康リスクは判断できません。清掃済み部位の陰性結果は資料庫全体を表しません。